【鉄不足の威力】どうして虐待が増えているのか?|母親と子どもの身体への影響

2019年6月17日

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どうも♪たむ(@tam_tamco25)です^^

 

最近のニュースでは、毎日のように児童虐待の事件が取り上げられていますよね。

「どうしてこんなに虐待が増えているんだ?」

原因はたくさんありますが、この記事ではとある1つの原因について書いていきます。

 

それは、環境や周りのフォローの有無などではなく、人間の仕組みそのものに影響が出ることについてです。

論文を元にご紹介することで、「鉄不足でもたらされる身体の変化」を知って頂けたらと思います。

(※根拠とともにご紹介しますが、いくつもある原因の中の1つをピックアップしているだけだということをご了承ください。)

今までご紹介してきた「鉄不足」の妊婦・子どもへの影響

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「貧血」と聞くと、重大だと思わない方が多いですが、人間に与える影響力は血糖値より大きいとも言われている世界で最もメジャーな栄養不足です。

女性本人に症状として現れるだけでなく、子どもにも影響が出ます。

当ブログでは、そんな鉄不足の危険性についても記事を書いてきました。

 

そもそも、世界的には鉄不足(貧血)が危険視されていて対策済みであるんですが、日本は違います。

世界的にみても、鉄不足の女性が多すぎることが問題になっています。(先進国の中では圧倒的上位!)

日本女性の約50%以上が鉄不足であることも明らかになっています。

健康診断では貧血と言われなくても、きちんと検査すれば鉄不足状態の女性も山ほどいます。

日本は貧血女性が多すぎて異常!…なのに、、?

 

『鉄不足って、ただの貧血の症状が出るだけだろう。』

と思われる方も多いですが、(医師でもそう思っているので何も言えない。。)

きちんと学べば、「うつ・パニック」「骨や筋肉が弱くなる」「抜け毛が増える」「免疫が弱くなる」「集中力・記憶力が減る」なんてこともすべては鉄不足が原因であると理解できます。

 

日本ではきちんと対策できていませんが、海外ではたくさん鉄不足の危険性が論文で証明されており、「妊娠期の鉄不足が1番リスクが高い」ということは常識になっています。

女性だけでなく胎児にも影響が大きいので、鉄剤を飲めばいいのですが、妊娠してから治療を始めても遅いんです。

低出生体重児のリスクや、そもそも胎児にとって重要な時期に鉄不足の状態で過ごしてしまうことの危険性を書きました。

【鉄不足や貧血】妊娠した時が危険です!!(産後うつ、胎児への影響)

 

鉄不足の女性が増えていることは、将来の子どもへの影響も大きいです。

生まれた子どもが成長するにつれて、明らかになる影響もあります。

「その影響はすでに出てきているんじゃないか!?」という考察記事はこちらです。

 

ここまで貧血の実態や、他にも対策や治療法をまとめてきた当ブログですが、私自身も鉄不足の影響力が本当に大きいということを実感させられます。

私自身も「隠れ貧血」と戦っていることもあり、貧血についてまとめてきましたが、最近あらゆる日本のニュースに関連できることが多くて困っています。(その都度悩んで考えさせられています。)

 

認めたくはないですが、論文や情報はきちんとしたものがあるので、次にお伝えする「鉄不足と虐待の関係性」について、論文の内容をご紹介していきます。

 

鉄不足と虐待の関係性

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そもそも「虐待」にもいろんな種類があり、原因もさまざまです。

これが確実に原因に当てはまるとは言い切れません。

でも、「人間なら皆こう変化するので…」という人体そのもののメカニズムのお話です。

 

では早速、論文内容をご覧ください。

アメリカの論文なので、Google翻訳を通して抜粋して掲載しています。

 

・最近の研究は、母親の栄養状態が子育て行動、特に子供の無視に関連している可能性があることを示唆しています。例えば、鉄欠乏症、世界で最も一般的な単一栄養素欠乏症は仕事量の減少、貧弱な免疫機能、そして認知、感情、そして行動の変化に関連しています。

・生殖年齢の鉄欠乏女性の認知と行動の変化の報告があります。成人の鉄欠乏に関連した行動症状は神経過敏、無気力、疲労、抑うつ症状、および自発運動の抑制が含まれます。

・鉄欠乏の母親は子供を無視する危険があるようです。

引用:Science Direct、Child NeglectPsychological Impact and Treatment of Neglect of Children、Maureen M.BlackPhD,Sarah E.OberlanderPhD、2011(https://www.sciencedirect.com/topics/medicine-and-dentistry/child-neglect) Google翻訳を通しました。

 

研究では、貧血の母親と非貧血の母親を比べて調査した論文などを統合して結論を出しています。

「母親の栄養状態が子育ての行動に直結している可能性があること。」

「鉄欠乏はイライラやうつなどの感情や行動に変化を及ぼすこと。」

「鉄欠乏の母親は子どもを無視する危険があること。(興味を感じなくなる)」

 

「そもそも鉄欠乏だと、母親もイライラして鬱になりやすい上に子どもの発達も遅れやすいので、相乗作用になってしまう。」とも記載されています。

またこのような論文もあります。

 

スペインの研究では、729名の妊婦を対象とした調査で、産後32週までに65名がうつ病を発症したが、産後48時間の血中フェリチン値と産後うつ病の発症には強い関連が見られた。フェリチン値が一定より低かった者は、そうでない者に比べて、発症リスクが3.7倍であった。またアメリカでの研究で、37名の妊婦を対象とした調査では、産後7日目に貧血を呈した女性は、貧血がなかった女性と比べて、産後28日目におけるうつ病スコアが有意に高く、ヘモグロビン値が低いほどうつ症状が高いという相関関係が認められた。-功刀浩「鉄欠乏性貧血とうつ病」Vol .6 No.1, 4.2018,depression Jounal

 

フェリチン値というのは貯蔵鉄のことで、隠れ貧血の診断に用いる値です。(理解のある日本の医師は少ないけど)

この研究では、「出産して2日目までにフェリチンの値が低いと産後うつになりやすかった」「出産して7日目までに貧血であった妊婦さんは、約1ヶ月後もうつの症状が強かった」という結果です。

 

つまり、「妊娠・出産後に、鉄不足(フェリチン不足)なら、多くの人がうつの症状が出るものであり、子どもに対する関わり方に影響が出て当然なのではないか?」ということをここでは言いたいと思います。

 

「母親になった時」「母親になる前」に鉄不足の状態であることは、子どもへの興味・関心が薄れるものです。

なので、ネグレクトなどの虐待に繋がってしまうケースもありえます。

なので、「妊娠期にどれだけちゃんと栄養を取れるか?」「妊娠前に貧血の治療を終えられるか?」が子どもとどう関わるかに影響してきてしまうということです。

貧血であることは、子育ての難易度を上げてしまうことに間違いないです!

 

プラスして参考に!

・ダ・ヴィンチニュース、「テケジョ=鉄欠乏女子」の妊娠・出産・子育てが危ない!? その弊害って…?、2018年4月13日(https://ddnavi.com/review/451032/a/)

 

まとめ

 

ここまで、鉄不足と虐待の関係性について、論文の情報を元に書いてきました。

そもそも鉄不足の状態で出産・産後を迎えることは、虐待のリスクが増加することに繋がることが伝わったでしょうか?

 

鉄不足の状態で妊娠・出産すると、うつ症状や不安感・疲れやすい・無気力などの症状が出やすくなります。

鉄不足の状態で妊娠・出産すると、産後うつになるリスクが高まります。

鉄不足の状態が産後長引けば長引くほど、その後のうつ症状の期間も長引きます。

鉄不足の状態であると、子どもへの興味・関心が薄まり、ネグレクトなどの虐待につながりやすくなります。

 

「貧血」は日本では軽視されがちですが、影響の威力は凄まじいです。

しかし、日本女性の50%以上は鉄不足の状態です!

症状のない人でも、鉄不足である可能性があります。

1度はフェリチン値も含めてきちんと検査して治療すべきです!

 

私自身も「隠れ貧血」という鉄不足状態でしたが、本当にしんどいかったです。

記憶は薄いですが、しんどかったということは覚えています。

鉄分を補充すると人が変わったようにポジティブになったので、過去の自分を別人のように感じています。

それだけ鉄不足による身体の影響の大きさを実感しています。(特に反応しやすい体質の模様)

 

そんなしんどい思いをする人が少なくなることを願うばかりです。

治療は、「鉄剤」を服用するだけ。鉄分を取るだけで改善できます。

なので、どれだけ早い段階で鉄不足に気付けるかが、将来のためにも大切なことです。

 

是非、周りの人とも共有して、自分の身体を大切に考える時間を作ってみてほしいです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。