【第5回】しんどい咳を止めたい会|咳のパワーと寝る方法

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出典:https://www.pakutaso.com/20160215060post-7095.html

 

痰がらみの咳をしている時、『苦しいなぁ。』『やけに疲れるなぁ。』と思ったことはありますか?

 

私自身、気管支炎になりやすく、弟は小児喘息で20数回入退院していたので、しんどさを目の当たりにしてきました。

咳は鼻水よりしんどいものです!

ここでは、そんな「咳」に関する情報と対処法をまとめていきたいと思います!

 

咳の威力とメカニズム

しんどい咳でも良い睡眠を!

2つについて書いていきます。

風邪が長引いている方や、周りに咳込んできる方がいた時に、参考にして頂けたら嬉しいです♪

 

だるい疲れを全力で解消しようとまとめている記事はこちら。

車酔い防止策を、論文をもとにご紹介した記事はこちら。



咳の威力とメカニズム

出典:https://pixabay.com/

 

咳のパワー

のど風邪や喘息、気管支炎になると、1日中咳が止まらなくなりますよね。

咳が出ている時、やけに疲れて、だるくて、動きが鈍くなりませんか?

 

それは、風邪の菌やウイルスではなく、咳そのものが原因かもしれません。

咳を1回するごとに、どのくらいのカロリーを消費するか知っていますか?

せきは、1回で約2キロカロリー消費するといわれていて、1日せきが続いていれば、消費エネルギーは簡単に 1,000キロカロリーを超えてしまいます。

引用:日本臨床内科医会、わかりやすい病気のはなしシリーズ6 せきとたん(http://www.japha.jp/doc/byoki/006.pdf)

 

このように、咳を1回するごとに、2kcal消費されます。

 

咳を10回すると、20kcal消費。(=お皿洗い・アイロンがけ)

咳を100回すると、200kcal消費。(=ジョギング30分)

なので、1日咳込んでいたら、フルマラソンを完走するくらいのカロリーを消費しているということになるんです!(成人女性の場合)

参考:TANITA カロリズム、消費カロリー早見表(https://www.tanita.co.jp/content/calorism/table/index.html)

 

そりゃあ咳をしていれば、疲れますよね。

自動的にコアなダイエットに取り組んでしまうことになります。

 

さらに、咳は秒速20mで口から風を吐き出しています。

某有名アニメ「秒速5センチメートル」のような桜がひらひら舞っているような風ではなく、さらっと台風が来たくらいの風です。

 

なので、咳をするたびに、台風を発生させるくらいのパワーを持っているということです!

夕方になるとクタクタになるに決まっていますよね!

 

咳のメカニズム

いつも聞く咳の音と言えば、「コンコン」「ゴホゴホ」といったものが多いかと思います。

しかし、気管支や肺にばい菌が侵入してしまうと、呼吸の音は変化します!

 

呼吸をするたびに「ヒューヒュー」という音がしたり、咳をすると「ケンケン」とすごく高い音がします。(いろいろと種類はありますが。)

『人間からこんなに高い音が出るのか!?』という音なので、呼吸や咳の音が変わったら、肺や気管が炎症を起こしているサインになり、簡単には収まってくれません。

 

そもそも、咳や痰が出るメカニズムを簡単にいうと、

①普通、ばい菌は気道の壁(繊毛)にキャッチされて、のどへ運ばれ、食道を通って胃に流される。

(身体は、自動的にベルトコンベアーのような仕組みでばい菌を吐き出そうとしています。)

②ばい菌が多い時、①だけでは足りず、粘膜で包んで痰として、のどから出そうと試みる。

③それでも出せない時に、咳と共に出そうとする。

参考:日本臨床内科医会、わかりやすい病気のはなしシリーズ6 せきとたん(http://www.japha.jp/doc/byoki/006.pdf)

 

このような身体のメカニズムがあっても、ばい菌が排除できず、気管支や肺にばい菌が入って、音が変化します。

身体がばい菌に負け初めている証拠なので、病院を受診して、薬や吸入器でばい菌を出すフォローをしてあげると良いです。

 

「せき止め」を飲むと良くないのは、「身体はばい菌を出したい!」と思っているのに、それを止めてしまうことになるので、悪化したり長引いたりしてしまいます。

それを覚悟しなければいけません。

 

しんどい咳でも良い睡眠を!

出典:https://pixabay.com/

 

風邪をひいた時、1番は免疫を上げることですよね!

免疫を上げる1番の方法は、「睡眠」です。

寝ていると、勝手に免疫力を上げてくれます。

 

しかし、咳で悩める人の1番の問題は、「咳で熟睡できないこと」です。

なので、寝るときの対処ができるかが、咳を良くするためには大事なポイントです!

 

私は、咳よりも痰よりも睡眠の方を優先させたいので、寝るときだけは妥協して咳止めを飲むことが多いです。(あくまで妥協。)

それ以外で、咳で息苦しくても眠りやすくするための方法を3つご紹介します!

 

①加湿する。

加湿器・濡れタオル・マスクなどで喉を加湿することで、気道の繊毛(ベルトコンベアー)の動きが良くなります。

そうすると、痰を出しやすく・詰まらないよう促すことができて、呼吸が楽になり、寝やすくなります。

 

喉を潤そうとのど飴を舐めることもありますが、あまりおすすめできません。

飴のほとんどは砂糖なので、逆に胃腸に負担になったり、声がれしやすいです。

舐めるときはほどほどにしてください!

(のど飴にも用法容量があるんですよね。実は…⇓⇓)

参考:Business Journal,のど飴、4個連続舐めると危険?使用制限超えると…子供は使用禁止の謎、2015年1月17日(https://biz-journal.jp/2015/01/post_8604.html)

 

②お風呂に入る・温かい飲み物を飲む。

喉を温めて潤すと、痰が出てきやすくなります。

なので、寝る前に痰をあらかじめ出しておくと、寝やすくなります。

 

うつ伏せになったり、仰向けで背中に小さいクッションを入れたり、前のめりの姿勢をとっても、痰が出やすくなります。

 

③寝るときの姿勢を整える!!

これが1番効果があると思うので、重点を置いてご紹介します。

 

咳がしんどい時、どんな姿勢で寝ますか?

咳が本当にしんどいと、仰向けで寝ると息苦しさを感じますよね。

 

理由は、肺と重力にあります。

風船を想像してください。風船を肺に例えて考えると、理解しやすいです。

 

作成:たむ

上の図は、風船と重力のイメージがしやすいかなと作成したものです。

 

座っているときは、重力の影響をあまり受けません。(風船を図左のように押したらほぼ変わりませんよね。)

風船(肺)が膨らもうと思えば、簡単に膨らむことができます。

なので、呼吸がしやすくなります。(横隔膜も重力で下がるのでさらに。)

 

仰向けの時は、重力の影響を受けやすくなります。(風船を図右のように押すと変形しますよね。)

風船(肺)が膨らもうとすると、膨らむのが一苦労になります。

なので、呼吸がしにくくなります。

 

横向きで寝ると、呼吸が少し楽になるのも、重力や痰が関係しています。(肺の形的に)

人によって(どちらの肺に痰が入っているかによって)右向き・左向きが変わります。

 

1番は、リクライニングしてしまうことです!

肺の位置を少し上げるだけでも、結構呼吸が楽になります。(セミファウラー位と言います。)

 

出典:https://nurseful.jp/nursefulshikkanbetsu/pulmonology/section_5_01/

 

リクライニングベッドがあるなら気持ち上げるだけで良いです。

ベッドがなくても、クッションや布団を背中にいれて少し起こしてあげると、呼吸がしやすいです。

人間の構造的に、背中から頭までを全体的に上げると良いです!(首や腰が痛くならないので。)

 

私は、咳がしんどい時は、長座布団クッションを背中にタテにいれて、枕を置いて寝ると結構ラクになります♪

 

まとめ

ここまで、「しんどい咳を止めるためにはどうすべきか?」をご紹介してきました。

 

咳のパワーはすごいもので、消費カロリーも尋常じゃないこと。

咳を止めるには、睡眠をどれだけどれるかが大切であること。

そのための方法がいくつかあって、その中でもリクライニングがおすすめなコト。

 

いろいろな工夫や対処法がありますが、実際にやってみて(看護して)楽チンで効果のあるものをセレクトしました。

咳が出ると、疲れやすくて嫌になっちゃいますが、そんな時はここでご紹介した対策で少しでも楽になっていただけたら幸いです♪

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!