【看護師がまとめる】発熱時の対処法|発熱セットポイント・看病法

2019年3月7日

Pocket

出典:https://pixabay.com/

 

発熱した時、いつもどう対処していますか?

着こんだり、冷やしたり、汗をかかせたり、水分を取ったり。

 

「実際どう対処するのが正しいのか?」というのは定かじゃない方も多いのではないでしょうか?

今回は、私が実践している発熱した時の対処法(看病法)をご紹介したいと思います!

 

意外と間違っている人も多いことを指摘しながら、

発熱のメカニズム

発熱したときの対処法(看病法)

2つについて書いていきます。

対処する時の「私の頭の中」をリアルで具体的に書いていきますので、参考にして頂けたら嬉しいです。

 

風邪予防で一般常識が間違っていることについてご紹介した記事はこちら。

 

発熱のメカニズム

出典:https://pixabay.com/

 

発熱することは決して悪い事ではありません!

発熱することによって、細菌やウイルスの力を弱めて、免疫の威力を高めて撃退するための「身体本来の策」です。

すぐ冷やそうとする方もいますが、寒気がして発熱し始めた時は、そのまま発熱させてしまった方がいいです。(重病でない限りは。)

 

しかし、ずっと発熱させておけばいいものではありません。

発熱のメカニズムを知っておくと、「温めるべきタイミング」「冷やすべきタイミング」が分かります。

 

そもそも身体の体温には「セットポイント」が設定されています。

脳の中心にある視床下部が指令を出しており、通常は「平熱」くらいで体温調整されるように出来ています。

 

風邪をひくと免疫物質が脳に要請して、脳が身体全体に対して「セットポイント上げて菌を撃退しろ!」と指令を出します。

そして、免疫が頑張って菌を撃退し終えると、今度は脳が「セットポイントを元に戻せ!」と指示を変えます。

 

出典:http://www.kracie.co.jp/ph/k-kampo/hikihajime_no_hikihajime/fight.html

 

風邪で発熱している時は、このように全身の細胞が身体を守ろうとセットポイントを変えて頑張っています。

そのフォローとして、身体が発熱したい時は発熱させてあげて、身体が解熱したい時には解熱しやすいようにしてあげればいいんです。

身体の指令をスムーズに遂行させてあげることが、対処の目安になるんです。

 

ただし、発熱が41℃以上になってくると(大抵の人は)、身体が菌やウイルスに負けている証にもなるので、その時はまた違った対処をしないといけないです。

(解熱剤を服用したり、薬を服用してフォローしたり、病院で処置してもらったり。)

 

発熱したということは、自律神経が凄まじい勢いで仕事させられているということであり、脳が疲労してだるくなっています。

自律神経の「発熱させる」「解熱させる」の調整をスムーズにさせてあげることが、疲れを最小限で留めることにも繋がります。(急激にではなく、程よく)

 

発熱している時に、寒気がするから「着込むだけ着込む」「布団をいっぱいかける」という対処をしてしまう人もいますが(私の母はそうでした)、セットポイントが下がる目安を見失いやすくなってしまいます。

『身体が熱を下げたい』と思った時に、熱を下げられなくて(放熱できなくて)負担になってしまいます。(汗をよりかかせたり、より身体の仕事が増えるので。)

脱水の危険が増して、身体をよりだるくさせてしまう結果につながってしまうんです。

 

加えて、発熱しているときの身体に起こる変化を知っておくと便利です♪

●胃腸の動きが弱まる。(冷たい飲み物は刺激物になる所以。)

●手足は冷たくなる。(足が冷たいと眠れない。)

●汗をかきやすい。(代謝が普段より上がる。)

などなど。

 

自律神経のことについてコントロールする方法をご紹介している記事はこちら。

 

参考:・Krcie、かぜをひいてしまったら体温を上げてウイルスと戦おう(http://www.kracie.co.jp/ph/k-kampo/hikihajime_no_hikihajime/fight.html)

   ・MSDマニュアル家庭版、成人の発熱(https://www.msdmanuals.com/ja-jp/)

 

発熱の対処方法

出典:https://pixabay.com/

 

発熱した時を想像してみてください。

「寒気がする」「熱い」「寝苦しい」

こんなことを思ったことがありますよね?

 

実際のところ、免疫力を1番上げてくれるのは、食事でも水分でもなく「睡眠」です。

なので、邪などで発熱した時は、いかに心地よく睡眠をとれるかにかかっています。

寝やすい環境を整えて、身体がやろうとしている作戦を一緒に取り組むことが大切です!

急激に温めたり、冷やしたりするのではなく、あくまでスムーズに身体の言う通りに行います。

 

ここから、私がたむおさんを看病する時に行う看病を具体的に書いていきます。

①⇒②⇒③の順番で書いていきます。

 

①寒気がして発熱している時

布団は足に多めにかける。(人間は足が温かくて、上半身が程よく冷たいと勝手に眠れるから。)

それでも寒いと訴えがあれば、湯たんぽや首に温かいタオルを置いてあげる。(寝させてしまう&体温を上げるフォローをしてあげる。)

加湿器を設置。(風邪の時は喉がイガイガするものなので、呼吸しやすいように。)

水分補給設置(常温のもの)。飲めるだけ飲んでもらう。(このあとに脱水になりやすくなるので準備)

 

②発熱してほてった時(寒気がなくなって、暑くなった時)

上半身にかかっている布団を何枚か外す。(足に布団がかかっていないと後で自動的に起きてしまうから。)

氷枕や保冷剤を頭に当てる。(発熱しきったので、冷やすと気持ち良いから。)

少し大きめの保冷剤2個をタオルにくるんで、頭をサンドするように設置すると、氷枕より寝やすいです♪

水分補給させる。(ここから汗がグッと出てくるから。)

 

③熱が下がってきた時

汗が出てくるので、着替えをさせる・汗を拭く・布団をかかっていない状況を回避する。(あとで寒くならないように。)

汗をかきすぎないように布団や室温を調整する。(汗をかきすぎると身体が疲れるから。)

 

「入浴すべきかどうか?」という疑問がありますが、長時間の入浴はしない方がいいです。

汗をかくことは、自律神経の司令部(脳)がすごく疲弊するものです。

『そんなに汗かかせんなよ。』と怒ってしまうので、ほどほどにしてくださいねw

シャワーでもタオルで拭くでもいいのですが、結局は発熱している人が心地よくて疲れない対処をすべきです。

 

参考:・看護roo!、発熱に関するQ&A、2016年6月19日(https://www.kango-roo.com/sn/k/view/3124)

   ・しなのパレットネット、「こどもが発熱、さあどうしよう!」(http://www.skcj.co.jp/kids/heat.html)

 

まとめ

 

ここまで発熱した時の対処法について書いてきました。

看護師は大学で勉強するんですが(さらっと)、誰でも知っていると便利だと思ったので記事にしてみました。

 

私なりの家で行う看病方法ですが、

・すべては身体が欲するままに従うこと。

・身体を「温める」「冷やす」それぞれのタイミングがあること。

・とにかく心地よく寝かせることができれば◎だということ。

これにつきます。

 

昨日たむおさんの発熱の看病をしたばかりで、思い出しながら書いていましたが、『意外といろいろ考えてるんだなぁ。』と思えました。(自己満かw)

 

今回は健康な人が風邪や感染症で発熱した時を想定して記事にしましたが、持病を持っている方や体質によっては多少異なる部分が出てくるかもしれません。

とにもかくにも「身体が欲するままに」脳の指示に従ってください。

 

今日、たむおさんはすっかり元気な様子で出勤されました。

私も風邪をうつされないように、いっぱい食べて手洗いを頑張りながら過ごしています♪

元気は大事ですね♪

 

インフルエンザやノロウイルスにも気を付けてください!

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。