発達障害と捉えるか。個性と捉えるか。もしくは個性なだけなのか?
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どうも♪たむ(@tam_tamco25)です^^
現在、流行っている病気なんて言葉も言われるようになってきた『発達障害』。
最近そう診断される人が急増して、認識も高くなってきていますよね。
どうしてそこまで増えているのでしょうか?
最近の親の育て方の違い?食べ物や遊び方の違い?認識が増えたから?
それは、、、違うかもしれません。
今回はこのことを伝えるために、
発達障害のボーダー
最新の診断方法
発達障害は個性か障害か?
の3つについて書いていきます。
児童精神を専攻して勉強してきた看護師として実体験なども含めながら書いていきますので、1つの参考にしていただけたら嬉しいです♪
児童精神科の実態を勤務した体験から考察した記事はこちら。
発達障害のボーダー
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最近『発達障害』という病気のことをいろんな人が認識するようになって、
保育園や学校で『なんだか他の子よりおかしい…?』という子には『発達障害』を当てはめる人も多いのではないでしょうか?
保育園看護師として勤務した時は、「この子はグレー」「あの子もグレー」という保育士さんがほとんどでした。
違うのが明らかであっても。(小さい子は発達の遅れがでて当然ですよね。)
『発達障害』のほとんどは、未だ解明されていない分野です。(最近は『神経発達障害』と言う。)
診断基準や治療方法だって、日本だけでなく海外でもまだまだ研究段階。。
私はそれが面白いと思って専攻したんですが、なんだか様子がおかしい。
診断基準が曖昧のまま拡大されています!
有名な診断基準に用いられている『DSM-5』という基準がありますが、
私が学生の時は『DSM-4』でした。(2013年の話。)
この診断基準はもともと診断基準ではないものです。
DSMの正式名称は、「精神障害/疾患の診断・統計マニュアル」です。
もともとは統計の調査に使われるためにできたものです。(血液型占いと同じ要領。)
科学的にちゃんとしたものでないことは、当然のことです。
試しに、その診断基準で実際に1部分やってみまてください!
(『DSM-5』一部抜粋。)
Q.いくつ当てはまりますか?
1. 細やかな注意ができず、ケアレスミスをしやすい。
2.注意を持続することが困難。
3.上の空や注意散漫で、話をきちんと聞けないように見える。
4.指示に従えず、宿題などの課題が果たせない。
5.課題や活動を整理することができない。
6.精神的努力の持続が必要な課題を嫌う。
7.課題や活動に必要なものを忘れがちである。
8.外部からの刺激で注意散漫となりやすい。
9.日々の活動を忘れがちである。
この中で17歳以下の人は6つ。17歳以上の人は5つ以上当てはまると、ADHDの可能性があります。
でも、きっとこう思う人もいるはずです!
「みんな結構当てはまるんじゃない?」
夏休みの宿題をギリギリに終わらせる人。(大半の人は当てはまるでしょう。)
忘れっぽい人。(けいおん!の唯は醤油の場所もわからないから該当なのか?)
寝不足の人。(寝不足の状態で質問に答えたら当てはまる項目増加しません?)
好きなことに熱中しやすい人。(好きな動画観てたら。。「あ!忘れた!」も該当?)
どれだけの人が当てはまるでしょうか?
おそらく、結構な人が当てはまりますよね?
私も貧血の症状があった時は、ほとんど当てはまってしまいます。(集中できないし、忘れ物多かったし、そもそも脳が酸欠で動かんし。)
本当にみんながみんなADHDだと思いますか?
今でもこのような質問をたくさんして、医師が診断を決定していますが、医師によって診断が変わってしまっているのが現状です。
もし医師の立場になって考えると、どんな子を診断して、どんな子は診断しませんか?
(この子は様子が変な感じがするから診断しようとか?親のエピソードが凄まじいから診断しようとか?)
曖昧で混乱しませんか?
発達障害のボーダーは一体どこにあるのでしょうか?
明確なものは何もないです。
医師の総合的な判断も、人それぞれの感覚で変わってしまうのも容易に考えられますよね。
でも、本当に苦しんでいる人がいるのも事実です。
24時間怒っている子、24時間走り回る子、24時間不安で何度も確認してしまう子。
本当に頑張っている子がいます。
最新の診断方法
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以前から専門医や研究者の中で重大な心配が挙がっていました。
「発達障害の診断は曖昧で雑すぎない?」
しかし、この曖昧で雑な状態で精神科の医師は診断を迫られています。
しかも患者数が急増しているので、さらに忙しくなっています。
『発達障害』は脳の発達が遅れているだけなので、「障害」ではなく、「◯◯症」という方もいます。
勉強がすごくできる人も、すごい才能を秘めている人も多いです。
生まれつきの脳の特徴がある人というだけなので、「親の教育がいけない。」という人は勉強が足りなすぎます。
ペアレントトレーニングは、特徴のある行動に対して正しい対処方法を学んでもらう仕組みなので、しつけが悪い訳ではありません。
そうはいっても、診断基準がこうだと、ネットの情報を見ながら
「私当てはまってる!」「自分はやっぱり発達障害かも!」
となる人が多いと思います。
なので改善するために、最近になって、いろんな診断方法が出てきています!
MRIで脳の画像をとる検査。心理検査。遺伝子検査。知能検査。血液検査。など。
新しい研究結果を使うことで、診断材料にはできますが、まだ確定診断の材料(インフルみたいな)にはならないようです。。
最新の診断方法はこんなものもあります!
発達障害の診断の迅速・的確化に向け、対象者の視線の動きから障害の可能性を数値化する診断補助機器の開発を、大阪大などの研究チームが企業と共同で進めている。
引用:産経WEST/発達障害診断、視線の動きで数値化 大阪大など治験へ/2018年12月1日(https://www.sankei.com/west/news/181201/wst1812010002-n1.html)
画像を見せて、左右に動くものを目で追います。
その目の動きを数値で表してくれるものです。(特殊な目の動き方をすると診断材料として使われます。)
来年から治験(最終確認の作業)が行われるところなので、実際に使われるのはまだ先ですね。
このように、質問だけじゃなく、数値したり、画像にしたりして、きちんと診断しようと研究を頑張っているところです。
今の段階では、質問されてたくさん該当する人が診断されるという曖昧なもので「発達障害」の多くは診断されています。
逆に、「質問だけで診断する医師はあまり信用できないのでは?」とも思えます。
話を聞いてすぐに「あぁ。発達障害ですね」と診断するのは、超能力者でもなければ難しいと思います。
医師は人間のはずです。神ではありません。
もうしばらくは、この方法の中で過ごすしかないので、自分自身に問いかける必要があると思います!
発達障害は個性か障害か?
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人間誰しも「私は病気なんだ。」「私は障害なんだ。」と思えばネガティブになるものです。
孤独感や不安。恐怖感などなど。
自分が人と違う感じがして辛くなってしまいます。
私は、中学生の時に精神科にかかって何年も薬を飲みましたが、結局は貧血なだけでした。
こんなこともあるんですよねw
いくつも病院にかかりましたが、かくれ貧血のことをきちんと把握する医師は精神科にはいませんでした。
あなたは本当に発達障害ですか?
もちろん、そうじゃない人もいます。
本当に苦しんでいる人もいます。
でも、忘れっぽい性格、怒りっぽい性格、グレてしまう時期、イライラする時期ありませんか?
質問は思い込みがある人に対しても同じように診断してしまいます。
『そんな人が増えてきているのではないか?』という本も出ています。
そのことを指摘する医師や専門家も増えてきているんです。
本当は、個性や性格なのではないですか?
保育園や学校にいる子は本当に発達障害ですか?
今の日本の状況的に、昔よりも個性が出にくいとされています。
保育園で保育士不足なところで変な行動をする子がいたら問題にしないといけない状態ですもんね。。
昔の小学生を思い浮かべると、そういう子多くなかったですか?
私が小学生の頃、学級崩壊して同級生が廊下で追いかけっこしていましたが、至って普通の大人に成長されています。
変に団結力が強くて、仲が良くて、偏差値が高い人が多かっただけなんです。
ただ、ハゲの歌がニコニコ動画で流行ったのと、担任の毛髪量がドッキングして、同時に「へぇ〜」ボタンのストラップが大流行しただけですw
個性と障害の違いはどこにボーダーが引かれるのでしょうか?
決めつけだったり、感覚だったり、周りとの比較だったり。
そんなことしないようにしたいですよね。。
まとめ
発達障害と診断される人が急増しています。
発達障害の診断方法は、まだ曖昧なものです。
中には「発達障害」でないのに診断される人もいます。
あなたは本当に発達障害ですか?
もしかしたらそうではなくて、周りの決めつけや自分の思い込みでそう思う人が増えているのではないでしょうか?
もしそうだとしたら、発達障害だと診断されるほうが幸福なのか?
それとも、個性として扱ったほうが幸福なのか?
幸せの感じ方は人それぞれですが、私は個性として伸ばしていった方がいいんじゃないかと思います。
発達障害的な部分があっても、使い方なのではないか?と思う節があります。
障害とか病気とかいわれてよく思う人はいませんよね。
私の個人的考えですが、「自分は発達障害かな?」と思う人に発達障害の人はいないんじゃないかと思っています。
病棟で出会う患者さんは、本気で他の人も幻聴幻覚があると思っているといいますか、
『自分は病気じゃないから病院に行く必要なんてない』という人ばかりだった印象です。
この機会に、改めて自分自身について考える時間を作って頂けたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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