【東日本大震災】実体験から学んだ対策6選!(これさえすれば大丈夫!)

2020年12月9日

Pocket


出典:https://pixabay.com/

 

どうも♪たむ(@tam_tamco25)です^^

 

大きい地震は怖いけれど、得られるものは大きかったです。

 

私は、東日本大震災の時、仙台に居ました。

その後は宮城の実家で過ごした私です。

そんな私が、地震で得たことや、対策した方が良いと思うことを書いてみたいと思いました。

実際揺れた時を知っていると、心構えも違うものです。

 

このことを伝えるために、

①アラームは揺れの中盤に

②若者とチャリが使える!

③水、ただそれだけ。

④米は石油ストーブで炊けるから。

⑤携帯は捨てて、ラジオと貼り紙

⑥ヘソクリと物々交換

6つについて書いて行きます。

 

もちろん、体験談や反省点『これはいらんよ。』という所も書いていきますので、参考にして頂けたら嬉しいです。

面白いことや良いこともあったので、ポジティブに書いていきます!

地震で得たこと


出典:https://pixabay.com/

 

私は、仙台駅近くの塾で勉強をしていた時に揺れました。(大学入学直前でした。)

思わず机の下に入ったんですが、揺れが長すぎて時間があったので、仕方なく机の上から落ちたペンやノートをバックに詰め込みながら揺れの中過ごしました。(私には緊急時に変に冷静になる性質があります。)

 

そんなエピソードの加えながら、地震で得たこと6つ挙げてきます!

 

①アラームの揺れは中盤に!


出典:https://pixabay.com/

 

地震速報という機能がありますよね。

地震の時に「地震起きるよ〜」と伝えてくれるアラームです。

これは、弱い地震の時は揺れる前になりますが、大きい地震では違います。

 

結構揺れて『地震だ。やばー』と思ってため息をつく頃に、至る所から「ウァンウァン」鳴り出すものでした。

正直遅いです。

この音の方が怖くてトラウマになってしまい、今も大学の親友から、私の住んでいる地域で少しでも地震があると『大丈夫か?』と母親のようなメールが入りますw(もう大人になったよー)

 

子どもならより、この音で反応してしまいそうだと思って嫌いです。

愛犬は尋常じゃないくらい音が嫌だったらしい。。

 

びっくりしている間に出来る事もあります!(ガス栓は無理だけど、身を守ったり、誰かを守ったり)

アラームにびっくりする暇があったら、出来ることをした方がいい!

 

②若者とチャリが使える!


出典:https://pixabay.com/

 

地震が起きたら、信号も止まるし交通がなくなります。

バスも来ないものだと思いました。

電車は1ヶ月経っても動いていませんでした。高速バスで大学のために上京しました。

 

地震直後は、公園にたくさんのサラリーマン達と待機して、その後は3時間かけて山の上にある実家に徒歩でいきました。

あの時、季節外れの大雪なんかが降ってくるもんだから『えーー!』という状況w

途中、小さい子と母の親子に出会って、一緒に歌を歌いながら山を登りました♪

 

地震の後は、若者と自転車が使えます!

ガソリンは、被害の大きいところへの緊急車両が優先なので、山の上には来ません。

スーパーやコンビニ、電源は、繁華街から始まります。

 

家のおかずと近所の方のもひっくるめてチャリ活は私の仕事でした。

山を下る→繁華街周辺をさまよいながらおかずを調達→山を登る。

これをチャリで2週間以上続けました。

 

もちろんダイエットは大成功!ギア付きのチャリを褒め称えました!

 

③水、ただそれだけ。


出典:https://pixabay.com/

 

水は地震が起きて半日は出てましたが、もちろん断水。

両親は、子どもの時に「宮城県沖地震」を経験済みで、夜通しせっせと水を溜めていました。

 

ご飯の水、飲み水、お風呂、洗濯、トイレの排水、、(トイレは特に必須)

断水って1週間は止まると思った方が良いんですが、本当に凄まじい量必要です。

 

親が経験者だったので、近所の方に配ったりできるくらい頑張っていました。

物々交換に水が使えたりもしました。(あとで詳しい話を。)

 

もちろん、自動販売機・コンビニ・スーパーでも最初になくなるのは水。

メシより水、まずは水です。

お皿は、ラップして食べて、ラップ取って。水節約生活でした。

 

近所の高校生男子は、スーパーでカップラーメンを買って、親にひどく怒られていました。

「水もお湯もない時に、なんでカップラーメンなの!」と。。

近所中に知れ渡る武勇伝となっていましたw

 

今は、お守りとして、台所の下に配置された2Lペットボトルに水道水が入っています。

 

ライフラインは、電気→水→ガスの順に回復します。

実家の場合は、全部揃うのに1ヶ月ちょっとかかりました。

お風呂までが遠かったなぁ。

 

震災後、仙台でお風呂に入らないままの上京は、女子的にはアウトですねw

 

④米は石油ストーブで炊けるから!


出典:https://pixabay.com/

 

お米は炊飯器で炊くものだと思っていますか?

その概念捨ててください。石油ストーブや、ガスボンベ+鍋でいけます!

 

初めて石油ストーブでご飯が炊けることを学んだのはこの時です。

今でも、炊き込みご飯失敗して生だきになった際、『…あぁ!鍋でいけんじゃん!』と、炊き直しできるようになりました♪

 

食べ物ストックを意識したのもこの時期です。

私の場合は2食になった時期もありましたが、だいぶマシな方で。。

お店皆無なので、私のチャリ活=おかずの状態。

『親ドリってこんな気持ちなのかな…?』なんて考えながら山登ってましたw

 

⑤携帯は捨てて、ラジオと張り紙


出典:https://pixabay.com/

 

地震直後の携帯は使い物にならなくなります。

そもそも携帯の電波には、キャパがあるので、そうならないように働く人がいるんですよね。

 

とりあえず地震が起きたら、勝手に一気に携帯の充電が減ります。(電波が集中しすぎると、充電が消耗していきます。)

電源切っちゃえばよかった。

 

なので、『この地震震度何?』『津波ってそんなに?』『避難所?』『家族どこにいるんだ?』

このような情報を知るのは、だいぶ後のことでした。

 

我が家の全員集合時間は、23時30分頃。

地震の震度を知ったのは、次の日のラジオ。

津波のヤバさは次の日の早朝に山の上から見て知りました。

 

津波の映像は有名だと聞きますが、私は見た事がありません。

よく見たのは、「ぽぽぽぽーん」と戦隊になるウサギくらい?(ニコ動絶頂期)

 

避難所や給水の情報は、手書きポスターでいろんなところに貼り付けました。

情報って携帯がないとうまくいかないもんです。

実家は特殊民族なので、給水や、野菜販売、野菜の配達なんかをしていました。

 

近所のガス会社勤務のおじさんは、自分家でプロパンで近所中のごはん炊きまくってたり、老夫婦はハイキングの格好して楽しそうに買い物に。

ご近所の団結力、家族の団結力、人の良い面が見られる瞬間がいっぱいありました。

 

⑥ヘソクリと物々交換


出典:https://pixabay.com/

 

この時の買い物は、親のヘソクリか、500円玉貯金か、物々交換です。

ヘソクリも場合によってはいいもんですねw

 

ATM使えなくなるので、お金のストックは必要です。

この教訓は、私に現金をいくらかストックする習慣を与えました。

 

また、私はmixiで友達と繋げて、足りないものを情報交換し、物々交換をよくしました。

私は水を。友達はマクドナルドのパティを。この物々交換は最高でした!

 

この時の学生のツールは本当に優秀で、スーパーマーケット博士の高校生に助けてもらってチャリ活したもんです。

今は、この反省もあってLINEができたと聞きました。

たしかに、家族LINE、兄弟LINE、同級生LINE。便利だ〜

まとめ

ここまで、大きい地震を経験した私が得たことをまとめてみました。

もっともっといろんなエピソードがあるのですが、このくらいにしますw

 

地震は怖いものですが、1度経験すると『これさえ抑えておけばなんとかなるよ。』と思えるものです。

日本の家はどんなに古くても、地震だけでは崩壊しません。

地震速報アラーム恐怖症なので嫌ですけどね。

 

私はこの経験から、

①使い終わったらガス栓を閉める習慣がついたり、

②チャリの設置。職場から歩いて帰れる範囲かつ近くにスーパーのある家に住んだり、

③少し大きめの地震だと、一応お風呂に水張ったり、

④ご飯のストック、水のストック、火のストック。

⑤ラジオ、ライト。

⑥お金のストック。友達とのツールを準備しています。

 

こんな習慣が勝手にできました。

これだけで、とりあえずはなんとかなると思えています。

 

もちろん、私は被災者とは言えないくらいの被災者です。

家が倒壊したわけでもなく、家族も生きてました。(祖母の家が地滑って立て直しくらい)

 

大きい被害があるところの対処はそれであります。

でも、影で頑張らないといけなくなる場合があります。

 

日本の家はほぼ倒壊しないので、避難所でなく家で過ごせる人は多いです。

その時に乗り切らんといけません。

そういう人の方が多いでしょう。

 

もしもの時に参考になれたら、幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!