自宅でできる血液検査キットってなに!?
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どうも♪たむ(@tam_tamco25)です^^
私は知らなかったことなんですが、最近(2018年11月時点)「自宅で血液検査ができるキット」が登場しています!
どんなものか知らなかったので、興味が湧いたことと、看護師免許をもつ私としては、『それ、大丈夫なの?』と思ったので、調査してみました!
『医師から積極的にしてくれるものでもないし、安全ならしてもいいのか!?』
そんな疑問を解消していきます♪
医師の考えや、問題点も書いていきますので、参考にしていただけたら嬉しいです♪
(ちなみに私は検査キット部分賛成派になりました!)
貧血に特化した血液検査キット体験レビューはこちら!
貧血に関わる血液検査の秘密についてはこちら!
検査キットってなに?
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皆さんは、自宅で出来る検査キットを知っていますか?
すごく興味が湧いたので、いろいろと調べてみました!
1番有名なのが、『デメカル』の血液検査キットです。
がんや糖尿病、婦人科系の病気など、全部で12種類ある検査キットです。
(フェリチン含まれたものが売り切れ状態だったので、他のものを掲載させていただきます。検査までは同じものなので、ご了承ください。ここには掲載できないのですが、他のサイトでは在庫あるところもありました。)
このように、ネットでも普通に販売されていることにびっくりしたんですが、実際使った方の感想はどうなんでしょうか?
ちなみに、アマゾンなどでフェリチン(隠れ貧血を診断するための項目)についての血液検査キットは、2020年1月時点も売り切れの状態でしたので、なかなかフェリチンを検査すえうために購入するのは難しい模様です><
そのため、最近新たにフェリチンの検査キットが出ていますので、近日記事を公開予定です!
少し誤差はありますが、便利です。
家庭で気軽にフェリチンを知る事が出来て便利です。ただ、私の場合何度やっても規定量の血液が取れずに3回程再検査となりました(3回目でやっと規定量採決が出来ました・・・。)結果は文章でも届きますが、速報がメールでも届き、早く知る事が出来ます。私の場合はこちらのキットでの結果は29、その1週間後病院で検査する機会があり、その結果は32でした。
簡易血液検査だけど値が違いすぎた
これでフェリチンをはかったら370と出た。
明らかに貧血気味だったのでちゃんとした病院で保険適用で5200円ぐらいかな?やったら270だった。BUNも簡易では11、ちゃんとしたところでは16。違いすぎるだろ!
分子栄養学やオーソモレキュラーに目覚めた人は簡易キットではなく、対応してくれる病院内でやるのをおすすめします。自費診療だと1.5万ほどするので、お気をつけください。フェリチンだけ検査したいとかもできるそうです。詳しくはFBに情報が集まってます
ここ数年で出てきた新しい検査方法だと思うので、いろんな意見が出ているのも納得がいきます。
では、具体的には、どのように検査をするのでしょうか?
『デメカル』公式で、検査キットの使用方法を説明している動画があったので、掲載させて頂きます。
デメカル血液検査キット使用方法
使用方法としては、血糖値検査によく似ていると思いました!
小さい針を指に当てて、血液を数滴シリンジに染み込ませます。
そのあと、アンプルの中に丁寧に入れて終わりです。
糖尿病の方も自分で日々検査していることを考えると、誰でも手軽に行えるものだと思います!
(もし、自分がやる機会があったら、感想書きますね。)
セットごと『デメカル』専用の検査機関に送付。
1週間〜10日後に結果が郵送される仕組みです。
ネットにアクセスすると、より早く検査結果を見ることができるんだそうです。
まぁ、便利です!
このように、一般の方でも手軽で便利に血液検査が行えるので、『やってみたい!』と思う方も多いのではないでしょうか?
しかし、私も一応医療職出身なので、疑問が出てきます。
本当に安全なのか?検査精度は十分なのか?
このことについて、次に書いていきます!
検査キットの質と安全性は大丈夫?
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検査キットは安全で信頼できるものなのか?
3つの点について考えてみたいと思います。
①厚生労働省などの認定が付いている!
どうやら国が推進しているものらしく、セルフメディケーション(健康の自己管理)をみんなにしてもらおうとしているみたいです。
政府とか私はよくわからないのですが、いろいろ問題もあるようですね。
でも、自分で健康管理することは良いことだと思うので、いい点もありますよね。
ちなみに、血液を郵送したり、検査すること自体は、法律に反しないとのこと。
『検査する機関が医療機関に含まれない!?』みたいな考えや『検査キットを販売しているのは、一般企業であり医療機関でないこと』を考えると、ちょっと不安に思うけどw
②医療的な問題
看護師は、よく採血に関わるわけですが、学ぶことといえば、『衛生』『清潔』『無菌』
とにかく、バイ菌が入ったり、針刺し事故などのリスクがあるのが採血です。
血球を破らないように。アンプルの振り方。などなど、注意点も多く教えられます。
実際に、糖尿病の方が血液を採取するのと方法が似ているので、その点はいいのですが、
その後の血液の管理とか、『血が出ている手で、どうやってフタを閉めてるんだろう?』というのは気になってしまいます。
検査キット自体も、変にネガティブに考えて、不正してないの?なんて考えると微妙ですよね。
あとは、精度の面で、血液量や、検査方法なども気になってしまいます。
なので、比較してみました!
<血液検査の精度比較>
病院でフェリチン値を検査する時に必要な血液量は、0.4ml
検査キットは、0.065mlくらい
病院でフェリチン値を検査する時に要する時間は、2〜4日
検査キットは、1週間〜10日
参考:(株)SRL(http://test-guide.srl.info/hachioji/test/detail/011850602)
(株)リージャー(https://www.leisure.co.jp/)
ここからみると、検査キットの方が、本当に微量で結果を出そうとしているのがわかります。
時間はこんなもんかなと思います。
これだけ見ると、精度的に不安になりますが、
国が認めていることや、口コミなどでは、そこまで変な数値じゃないようなので、
『大まかな値が知りたいと思う分にはありなのかなぁ?』と思いました。
③医師や薬剤師の意見
検査するのはいいんですが、その検査結果を引き下げて、
「私、検査キットで値が変だったので、受診しました!」
という意見がある程度反映されないと、検査キットする意味がありませんよね。
そんな医療職側の意見がすごく書いてある文書があったので、1部だけのせてみます。
(少し前のものと言われそうですが、ネット上にあるもので、すごく本音感があったので。)
セルフメディケーション推進派は、現状のまま一般検査や血液生化学検査 を公的医療保険に留め置けば、公的財源の浪費につながる、そうであれば検査の一部を市場に開放すれば経済成長にも寄与するという発想なのではないかと思われる。しかし、セルフメディケーションが医療費を抑制するという エビデンスはない。セルフメディケーション推進の旗を振る以前に解決すべき課題は多い。
引用:日医総研ワーキングペーパー、2014年10月28日(http://www.jmari.med.or.jp/download/WP328.pdf)
これは1部なので、もっともっといろんな考えが書き込まれているんですが、基本的に否定的な印象です。
「衛生面は大丈夫なの?」「安全性は確保できているの?」「医療機関でないのに対応しきれるの?」「逆に早期治療が遅れるんじゃないの?」
ごもっともな意見も多いです。
しかも、この文書を書いた方は、実際に検査キットを体験しています。
結論は、精度はある程度いいけれど、衛生面が良くないとのこと。
まとめ
ここまで検査キットについて考えてきましたが、皆さんはどう思いましたか?
私は、部分的に使う分にはアリなんじゃないかと思います。
もし、貧血っぽいと悩むことがあって、病院に行くけど「問題なし」と言われたり、病院に行けないとき、試すのも1つの手ですよね!
それで値が異常だったら、危機感がより湧いて病院に受診する「きっかけ」になるかもしれないですよね!
受診する時は、検査キットのこと言わずに、普通に受診すればいいと思うんですw
値が正常であったら、安心するかもしれないし。
衛生面だって、そこらへんにアルコール綿は売っているし、使う側が理解して使用すればいいんだと思うんです♪
ただ、クリニックで検査した方が安いと思うので、嫌でも病院に行く私は検査する予定はありませんが、『今後そういう場面があったら、試してみようかな。』と思えました。
(医療職の方には怒られるかもしれないけれどw)
いろんな考え方があるので、それぞれの意見を尊重します!
私の考えは1例に過ぎないので、参考にしていただけたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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