【読書レビュー】スタンフォード式 「最高の睡眠」|身体のON/OFFボタンのありか
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どうも♪たむ(@tam_tamco25)です^^
『朝起きるのが辛いなぁ。』『日中眠いなぁ。』『あくび止まらないなぁ~。』
と日本人なら誰しも思ってますよね。(日本は著しく睡眠偏差値が低いので。)
そんな眠気を解消する方法が意外と簡単だと「1冊の本」で知りました。
プラスして情報を含めながら、眠気を取るための簡単で効果的な方法をレビューします。
レビューする本のご紹介
眠くなるメカニズム(体温)
自動的にスイッチをON/OFF切り替える方法(+応用)
の3つについて書いていきます。
眠気だけでなく寝るための方法にもなるので、参考にして頂けたら嬉しいです♪
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レビューする本のご紹介
今回レビューする記事は、「スタンフォード式 最高の睡眠」です。
当ブログに記事を書くための調査中に見つけた本です。
「スタンフォード式 最高の睡眠」の内容を引用して、良い初夢を見ようと悪だくみした記事はこちら。
意外と2年前の本で有名なので、知っている方も多いかもしれないですね。
私はついこの前読み終えました。
「睡眠負債をなくさないと健康に悪すぎる!」「日本人は睡眠偏差値が低すぎる!」とみんなが知っていることを証明しながらも、
「日本人はそれが難しい環境であるから、睡眠時間を確保できなくても対策できる方法を!」「徹夜するならこの妥協策を!」と歩み寄ってくれている感じがステキです♪
睡眠だけでなく、仕事や生き方なども含めて解説されていたりして、睡眠のこと以外にもタメになることを教えてくれます。
ちょっとした居酒屋で教えてくれているかのような親近感を覚える文章が多々出てきます。(伝わりますかね?w)
対策法もすごく生活感があるというか、すぐ始められる身近な方法を提示してくれます。
しかし、対策や研究内容は、想像の斜め上を行く驚きの内容ばかりです。
「ダイエットしたいなら、まずちゃんと睡眠取りなよ。」とたむおさんに言えるようになりました。
とにかく、本当睡眠って健康の全てにおいて最強すぎます!
「睡眠を制する者が、リアルでも制す!」の意味が理解できます。
今までも専門書をいくつか読んできましたが、1番親近感があって読みやすい本でした。
眠くなるメカニズム(体温)
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眠くなるメカニズムというものも、本の中で紹介されています。
大きく関わるものは、「脳」と「体温」の2つであると解説されています。
「脳」のコントロールとは、自律神経のコントロールのことを指しています。
呼吸で自律神経がコントロールできるということをご紹介した記事はこちらです。
ここでは、「体温」のコントロールについてご紹介したいと思います。
「体温」というと、きっと脇に体温計を挟んで測定する場面をイメージするだろうと思います。
これは、脇に大きい血管があるので、身体の深部の温度をより正確に測定できるためです。
そもそも、「体温」は1日の中でも結構変動していることを知っていますか?
出典:https://www.kango-roo.com/sn/k/view/2002
このように、人間の体温は寝ているときに低くて、活動しているときは高いです。
なので、朝に体温計で測定すると低く測定できて、夕方に体温計で測定すれば高く測定されます。
人の「深部体温」は日内変動がなされていて、この動きによって眠気や集中がコントロールされています。
また、「身体の深部の体温」と「手足などの表面の温度」は真逆になります。
「深部体温」と「皮膚温度」は「電池の+-」「磁石の+-」のようにバランスを保っているんです。
例えば、朝起きた時「深部体温」は低いです。手足や身体を触るとぽかぽか温かいです。
日中は「深部体温」は高いです。手足は冷え性でつらいです。
つまり、眠くなっているときは「深部体温」が低くなっているということです。
この仕組みを利用すると、意外と簡単で自動的に眠気のスイッチをON/OFF切り替えることができます。
自動的にスイッチをON/OFF切り替える方法(+応用)
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眠気のON/OFFスイッチ
人間眠くなる時は「深部体温」が低くて、「皮膚温度」が高くなっています。
覚醒している時は「深部体温」が高くて、「皮膚温度」が低くなっています。
眠気を解消したい時、眠気を覚ましたい時、「皮膚温度」を下げればいいんです。
「皮膚温度」を上げらたり下げたりすると、時間差で「深部体温」も反応して下がってり上がったりします。
なので、眠気を解消したい時、眠気を覚ましたい時は、手や足を冷やせばいいんです。
本の中では「手を洗う」「素足で廊下を歩く」という方法が書かれていました。
実際に1週間体験してみましたが、朝、寝起きでコップ1杯の水を飲むよりも、ごはんを食べるよりも、手を水で洗った方が断然覚醒できます!
他にも本の中にはいろんな方法が書かれていますが、1番簡単で効果の大きい方法だと思いました。
ON/OFFスイッチ+α
本には登場しませんが、ここからは私的+αを書きます。
手足を「冷やす」「温める」ことで深部体温をコントロールできるのであれば、眠気以外にも応用できます。
それが、自律神経のコントロールです。
自律神経は、交感神経と副交感神経が+-の関係をもっています。
交感神経スイッチが押されると、集中して覚醒して興奮します。なおかつ「深部体温」が上がります。
副交感神経スイッチが押されると、ボーっとして眠くなりリラックスします。なおかつ「深部体温」は下がります。
寒い時ブルブル震えるのは「深部体温」を上げるためです。
交感神経スイッチを押して「出勤するぞ!」と身体を戦闘モードに切り替えるための仕組みです。
なので、このことも使うと応用ができます。
リラックスしたい時や、ストレスが溜まっているとき、疲れが溜まっているときは手を温めます。
手を温めると、「深部体温」が下がって、副交感神経スイッチが押されます。
質問調査と実験の結果から手を温めることは,他の既存のリラクセーション技法と同等のリラクセーション効果があることが明らかとなった。一方で,積極志向性や充実感などのポジティブな心理面を促進する効果の存在も示唆される結果であった。
引用:桜美林大学、手を温めることによるリラクセーション効果の研究、2013年4月(https://www.obirin.ac.jp/academics/postgraduate/international_studies/course_humanities/papers_doctoral/r11i8i000001cb9y-att/2013s_feng_1.pdf)
このように、手や足を温める効果はたくさん論文も出ていて、実際にうつや不安症の治療として扱われています。
手を温めるだけでポジティブになるなら、温めないともったいないですよね!
うつの方は冷え性や不眠症の方が多いのは、このON/OFFスイッチの関係が絡んでいます。
なので手足を温めたり冷やしたりすることは、身体の大きいスイッチをON/OFFできるということです!
まとめ
ここまで、「スタンフォード式 最高の睡眠」のレビューから、+αの内容を加えて、身体のON/OFFボタンについて書いてきました。
+と-がたくさんになってしまいましたが、頭こんがらがってないですか?(まとめるの難しかった。。)
眠気を解消したい時は、手を冷やす。
寝たい時は、手を温める。
パキッと仕事に集中したい時は、手を冷やす。
イライラが止まらない。不安すぎて嫌になった時は、手を温める。
このように、身体には+と-があって、スイッチが存在しているということが伝わったら嬉しいです♪
上手に使って、日々の生活の質を上げられるようにしたいですよね♪
私も一回手を洗って、パキッとしてこようと思います!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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