鉄とフェリチンの体内での働き方

2019年1月14日

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出典:https://pixabay.com/ja/

 

近年、日本で身体における鉄の重要性について注目されるようになってきました。

今回は、フェリチン低下と闘っている看護師として、

自分にあるだけの知識を根拠を出来るだけつけて、

鉄とフェリチンの体内での働き方についてまとめていきます。

 

このことを伝えるために、

鉄分の働き

フェリチンの役目

2つについて書いていきます。

ヘンテコですが、身近な例えをしながらご紹介していますので、イメージしながら読んでみてください。

 

 

鉄分の働き

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まず、鉄分の働きについてまとめていきます。

日本人の貧血は世界的に見ても多いという情報がたくさんあるので、鉄が減るとどうなるかに視点を置きます。

鉄分というと、ヘモグロビンなど赤血球にとって大事であるイメージが強いですが、それだけではありません。

鉄分の働きには、大きく5つあります。

 

①赤血球の中にあるヘモグロビン(Hb)の原料になる。(酸素を捕まえるものに変身できる)

赤血球といえば、酸素を全身に運ぶために重要なものです。

赤血球をトラックと例えると、酸素を捕まえてくれる人が乗っていて、その人こそがヘモグロビンです。

なので、ヘモグロビンがなければ酸素をキャッチすることができなくなります。

そんなヘモグロビンを作る原料が鉄分です。

酸素が脳や心臓に不足すれば、めまいや動悸、立ちくらみが起こるのもわかりますよね。(時には気絶も)

全身だるくなるのもこのことが関係しています。(酸素不足にプラスして肝臓にも影響が出るのでなおさら)

 

②皮膚や粘膜の生成、代謝に関わる。(美肌を作って保つのをフォロー)

鉄分は、皮膚と粘膜を作るフォローもしています。

そのフォローがなくなれば、 皮膚が荒れやすくなったり、便秘や下痢になりやすくなったり、やたら口内炎ができたり、傷が治りずらかったり、鼻水が出やすくなったり(鼻の粘膜が荒れると、ばい菌が入り放題になるので。)なんてことになります。

 

③コラーゲンの合成を働きかける。(コラーゲン作りのフォロー)

コラーゲンといえば、美肌の元の感じがしますが、爪や髪の毛、骨にも関わるものなんです。(皮膚から出来上がるものなので。)

美肌パックやサプリを飲む前に鉄不足であったら補充する意味がないということが言えます。

 

鉄不足だと、肌だけじゃなく、爪や髪の毛が弱くなったりします。(爪が反り返ったり、よく剥けたり。抜け毛が多くなったり。)

骨の材料でもあるので、(骨の約50%は水とコラーゲンなんです。)貧血と関節痛が関係性あることも理解できるのでは?

 

④白血球の働きを助けて、免疫力を高める。(免疫のフォロー)

免疫に重要な白血球ですが、このフォローも鉄が担っています。

風邪をひきやすくなったり、風邪が長引いたりなんかします。(私は全身に発疹が簡単に出てくるまでに免疫が落ちてしまいました。)

 

⑤神経伝達物質を作る上で絶対的に必要なもので、身体のコントロールするのに重要。(これに注目!)

なんと、鉄分は神経伝達物質を作るのにも必要なものです!

神経伝達物質とは、らの指令をさまざまな部署に伝達するものです。

火事の時のバケツリレーと似ていて、キャッチする人がいろんなところにいます。

その時のバケツとなるものが、神経伝達物質です。

たくさん種類があります。(約100種類確認されているとのことです。)

必要なものによって形を変えます。全身のあらゆる場所に関わるものです。

    どんなもんか知りたい方は参照してください。wikiで申し訳ないですが、この方がまとまっているので。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E4%BC%9D%E9%81%94%E7%89%A9%E8%B3%AA

 

神経伝達物質の代表してあげると、ドーパミンセロトニンがあります。

ドーパミンとセロトニンは感情など心の健康に重要なものです。

ドーパミンはやる気を出したり、闘争心を出すものです。

セロトニンは気分や感情のコントロールの役目があります。

これが減るとどうなるか……

 

鉄不足とうつ症状が関わりがあるということが理解できませんか?

 

さらに、血管の健康にも関わっており、鉄分不足では血管がもろくなって血行不良が起きやすくなります。

肌がくすむ、くまができる、肩がこる、腰が痛い、あざができやすい、などの症状も鉄不足が原因なんです。

このように、鉄というのは体調に多く関わっているものであり、重要なものです

 

③のところで、皮膚が髪の毛、汗なんかも関わりがあるんですが、同じところから作られるんですね。

実際私も汗の臭いがきつくなったのは鉄不足が原因でした。(鉄剤を飲んだらなくなりました。不思議w)

 

どうして関わりがあるのかを説明するとややこしいので、必殺ワザを使わせていただきます。

医療の知識がない方でも、「そうなんだ〜ふーん。」となると思います。

 

玉先生「皮膚」

 

 

フェリチンの役目

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次に、フェリチンは何者なのかについてご紹介していきます。

端的に言うと、フェリチンは貯蔵鉄です。

肝臓に鉄とは違うタンパク質という形で貯蔵されています。

何かあった時、(月経や運動後や、頑張りすぎた時など)血中の鉄分が足りなくなると、フェリチン自身が鉄に変身し、ピンチヒッターとしてなんとかしてくれます。

 

よく、お金と貯金の例えをされます。

お金=血液の中にいる鉄(血清鉄Fe)

貯金=フェリチン

 

お金をどうしても使わないといけない時、貯金があればなんとか切り抜けられるものが、

貯金がなければどうにもならなくなる。

貯金が0なら、なにがあってもどうにもならなくなる。という感じです

 

なおかつ、他に仕事があってもヘモグロビン作りが最優先されます!

そうすると、他の役割が果たせなくなってきますが、それでいいんです。最優先は酸素補充なんです。

肌が荒れようと、鬱っぽくなろうと、骨がもろくなろうと、免疫が下がろうと、赤血球が最優先です。

 

つまり、フェリチンが少ない状態とは、赤血球は正常であっても、他の仕事は手が回っていない状態であるということです。

肌も髪も筋肉も免疫も脳の伝達も、正常に機能していないということです。(不足している状態)

 


ここまで、鉄とフェリチンについて出来る限りまとめてきました。

今回は、鉄不足に視点を置きましたが、鉄分が多すぎても危険です。

 

そのことについてご紹介した記事はこちら!

 

根拠となるものも続々と出てきている今日この頃です。

本なども出ているので、看護師としても、1人の患者としてもすごく期待しています。

 

私に出来ることはなんなのか?

出来ることがあったらなんでもとことんやってやろうじゃんか〜。と思っております。

個人的な考えが入ってしまった部分もあったかもしれません。ごめんなさい。。

プラスで参考に!
鉄分の働き1: 全身の機能に関わり、健康体をつくる ー監修 姫野友美(ひめのともみクリニック院長)
 http://www.bikiniclinic.net/kirei/2010/02/02tetsubun02-03.html
「貧血」2012年1月号 ー日本クリニック株式会社
http://www.japanclinic.co.jp/counseling/detail.php?id=60
鉄欠乏貧血ーJICA
https://www.jica.go.jp/jica-ri/IFIC_and_JBICI-Studies/jica-ri/publication/archives/jica/field/pdf/2003_05d.pdf